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2008年度大会(研究発表会・総会)ならびに記念行事
建築史学会の2008年度の大会(研究発表会・総会)ならびに記念行事を下記のとおり開催しました。
日時
2008年4月19日(土曜日)10:30~17:00
会場
工学院大学新宿校舎 28階 第1、第2会議室(東京都新宿区西新宿)
研究発表会(10:30~12:00)
 司会 中島智章(工学院大学)
・堀賀貴「ポンペイにおける切石積み、城壁と住宅の比較を通じて」
・柿澤英之、井上説子「名古屋城本丸御殿上洛殿について模型製作時の考証」
・谷川正己「ライトの総理官邸計画案について」
総 会(13:00~13:50)
第十二回建築史学会賞授賞式/2007年度経過報告/2007年度会計報告/会計監査報告/2008年度活動計画/監事改選 等
記念行事 シンポジウム(14:00~17:00)
「バロック建築研究の射程―バロック研究からみた「西洋建築」の新たな可能性―」
 本シンポジウムでは、「古典主義」という枠組みと微妙な関係をみせる「バロック」をテーマとして、わが国における最近の若手研究者による研究動向を紹介した。バロック建築はボツロミーニなど独自の才能或デザイナーが手掛けた個性的なデザインそのものが魅力的なのはもちろんだが、教会や王権など時の権力者の意向のもとに建設されたものが多く、統治の政治、経済、社会ときわめて密接な関わりを持っているという点で、建築史の研究対象として、多彩な方法からアプローチできる可能性を秘めている。
 また、昨今、軍事力などのハード・パワーではなく文化の力などソフト・パワーに関心が注がれつつあるが、西洋建築史の伝統的な方法である様式論もそのような観点から新たな読み直しができるのではないかと考えており、とりわけ、バロック時代におけるイタリアとフランスの二つのソフト・パワーの激突は重要なトピックである。本シンポジウムでは、様々な視点からイタリアの巨匠ベルニーニとボッロミーニの建築に迫り、この圧倒的なイタリアのソフト・パワーにフランスがどう応えたのか、近世から近代へと時代が変わっていく時代の建築のあり方を問うという視点からも紹介した。
 <プログラム>
 14:00~14:20 主旨説明 中島智章
 14:20~16:00 話題提供(研究方法・成果の紹介と各国の研究事情)
  司会 中島智章
  1.金山弘昌 (慶応大学) 古代建築復原図とバロック建築
  2.遠藤太郎(北星学園短期大学) ベルニーニとルーヴル宮殿
  3.中島智章(工学院大学) ヴェルサイユ宮殿
 16:00~16:10 休憩
 16:10~16:40 ディスカッション(パネル+聴衆)